最近は石を投げればマッチョにあたるという筋肉飽和時代です。
トレーニングをしている人が増えることは、トレーニングをしている人自身にとってマイナスになることがあります。
それはジムが混雑していて、使いたい器具が使えないこと。
私の場合、ランニングマシンとかエアロバイクとかその他のマシンはどうでもいいんです。
BIG3メニュー(スクワット、ベンチプレス、デッドリフト)ができる、フリーウェイトゾーンだけは、私の聖域だけは空いていて欲しい。
まぁベンチプレスで体重の半分を上げるのがやっとの枝野郎が聖域とか言ってんじゃねぇよって話なんですけど。
筋力強化メニューは短時間で十分できる
有酸素運動と違って、筋トレってそこまで長い時間は必要ありません。
BIG3のメニューだったら、重りのついた鉄の棒を10回×3セット、それを3種目で合計90回上げ下げするだけ。
仮にジムの利用者が自分一人なら、筋トレのメニューを全て完走させても40分程度で終わります。
あれ、これなら忙しい社会人でも週2、3回は軽くできるんじゃないかしら?
ところがどっこい、そう甘くはないんですよ。
自宅トレーニングには無い、ジムのデメリットもあるんですねコレが。
ジムのトレーニングには待ち時間が存在する
ジムは広くて、数多くのマシンがあります。
ジムによっては、ランニングマシンやエアロバイクが10台以上あって、テレビを見ながらトレーニングできるところも。
なんて便利。
マシンの種類も豊富で、胸を鍛えるならコレ!モモを鍛えるならコレ!みたいに但し書きがあって、使い方まで丁寧に書いてある。
バーベルやダンベルの数や種類も多い。
トレーナーさんに色々と教えてもらうこともできる。
ただし充実しているジムほど利用者が多くなる。
自分以外に鍛えている人を見るとモチベーションが上がるメリットはあるけど、マシンやエリアは共用なので、どうしても自分の使いたいものが他の人とバッティングすることがある。
バッティングした場合、後からマシンを利用する人は、今やっている人が終わるのを待たないとダメ。
待ち時間は利用者が多いほど長くなって、場合によってはトレーニングしている時間よりも待ち時間が長くなっちゃう。
私が行っているジムでは20~30分単位で予約ができて、方法はホワイトボードに名前と予定時間を書くこと。
これが2時間先まで埋まっていたのを見た時、私はそっとジムを後にした。
トレーニング高速化は「2つの選択」で待ち時間を減らす
時間が無い社会人だからこそ、ジムに行けないなんて泣きごとをほざく前に、どうやって時間を短縮するかを真剣に考えないと結果が出せない。
私は実践している2つはこういうもの。
1.混雑していない時間を選択する
これはもう本当にシンプルな結論。
大抵の人はこの考えに行きつく。
混雑していなければバッティングは起こりにくく、待ち時間が少なくなるから。
調査と実体験からポイントを箇条書きにすると
- 平日は土日に比べて全体的に人が少ないけど高齢者が多い
- 12:00-15:00は曜日に関係なく人が少ない時間帯
- 12:00-15:00は土日でも人が少ないけど平日よりは多い
- ランチタイム、ディナータイムはやや人が少ない
- 平日の夕方以降は込む(仕事終わりの社会人)
- 金曜の夕方以降は他の平日と違う(残業、飲み、休日の準備?)
- 終了1時間前は空いている(1時間では元が取れないから?)
大体こんな感じ。
ただし立地条件の影響がでかいです。
駅近くだとサラリーマンとOLが多くなり、郊外だと高齢者が増える。
サラリーマンとOLは平日夕方以降と土日に集中する。
高齢者は平日に多く、午前中と昼下がりから夕方前に集中する。
近くに大学があると学生利用が増える。
学生の時間傾向はまだ掴めてないけど、まんべんなくいる印象。
学生に限った話ではないが、季節による影響も大きい。
このへんは自分で利用しているジムの傾向を確かめるのが一番確実です。
重要なのは「自分が利用するマシンの」利用者が少ない時間帯ということ。
ジム全体が混んでいても、自分の目当てのマシンが空いていれば問題ない。
年齢や性別によって利用するマシンは変わります。
これは割と単純で、女性は筋力トレーニングをせず、ランニングやエアロバイクを利用しがち。
若い女性ほどその傾向が強い印象。
トレーニングマシンはまだ利用されている。
ダンベルやバーベルのフリーウェイトトレーニングをしている女性はかなり少ない。
高齢者の女性は見たことが無い。
ダイエットしたいならランニングやバイクじゃなくてフリーウェイトやればいいのに…
と思う一方で、こっちが使える時間が減るのでやっぱやめてと思う自分がいる(笑)
「でもやっぱり社会人だから時間なんて選べないわー」とかのたまう奴、優しさと豊かさと力強さとが欲しい私が要点だけ伝えてあげるからプロテインでもください。
- 一番空いているのは平日の12~15時
- 日中は無理でも夜なら平日に行ける人はジム終了の1時間前がおすすめ
- 土日しか行けない人は終了の1時間前、朝の開始直後、ランチタイムがおすすめ
- ジムによって違うので、自分で調べるかトレーナーに聞くのがいい
2.代わりのメニューを選択する
もう一つの方法は、トレーニングメニューの代替案を用意して、状況に応じてメニューを選択すること。
鍛えたい部位が似ていて、別のマシンやエリアでこなせるメニューを決めておくと、混んでいてもバッティングを減らせます!
ベンチプレスはみんな大好きなので1時間先まで予約がいっぱいになったりする。
でも隣のダンベルエリアなら割と空いてるなんてことが多い。
ここでベンチプレスの代わりにダンベルプレスという代わりの選択肢を持っていれば、待たずにトレーニングができる。
しかも目的の筋肉と同じ部位を。
そうやってトレーニングメニューに幅を持たせておくと、柔軟にメニューを変更して待ち時間を減らせる。
全く同じというわけにはいかないけど、ダンベルはバーベルの代わりにできることが多い。
フリーウェイトがだめならマシンという選択肢もあり。
バーベルとかダンベルとかよく分からないと言う人、バーベルはオリンピックなどで重量挙げの選手が持ち上げるやつです。
ダンベルは鉄アレイみたいなもので、ファミコンの忍者ハットリくんで父ちゃんがちくわに紛れ込ませて投げてくるやつです。
ジムには自分以外の利用者がいるんだから、毎回自分のペースでメニューを完璧にこなせるわけじゃないです。
完璧を求めるのは間違いで、すぐに破綻してしまう。
こだわりすぎると「今日は予定通りにいかないからもう帰ろ~」みたいに自分への言い訳をつくっちゃう。
これが一番アカン。
毎回完璧にこなせなくても全く問題ないんだから、トレーニングメニューに幅を持たせて柔軟に対応し、継続することが大事やね。