ニクイねぇ、ぜい肉。特にお腹周り。
人がこんだけ筋力トレーニングにいそしんでるのに、腹のぜい肉だけは衰えるところを知りません。
ほんと勘弁してくださいよー。
こちとら腹筋割りたいんですよー。
っていうのは誰しも思うことなんだけど、ナイスな腹筋を手に入れるためには正しい知識が必要。
別にクリスティアーノ・ロナウド様のお腹ピクピク家電やら、コロコロ腹筋ローラーを使うことは否定せんけども、それは多くの人にとって有効な手段じゃない。
では何が有効な手段なのか?
割れている腹筋の絶対条件は少ない脂肪
まず前提として知っておくべきことが数点あります。
ナイス腹筋を目指している人は知ってるかもしれないけど復習と思ってね。
腹筋ってよく聞くけど、正確には腹筋という名称の筋肉はありません。
お腹周辺にあるのは、腹直筋、腹横筋、外腹斜筋、内腹斜筋の4つで、これらをまとめて腹筋群と呼ぶ。
それぞれの役割があるけど、見た目に最も影響を与えるのが腹直筋。
これを腹筋と言ってる人が多い。
腹直筋は大きめの板チョコのように、6つや8つの区画に分かれてます。
つまり元々割れていると言っていい。
割れ方や数は決まっているのでシックスパックの人が鍛えてエイトパックになることはない。
ただし見えていなかった部分が見えるようになってエイトパックが発覚することはある。
それじゃあ元々割れているのになぜ私のお腹は割れてないの?
と思う人、もう薄々気づいているんじゃないですか?
そりゃアンタの体脂肪が多すぎるからだよ!
(言っておきながら自分が痛い)
割れている腹筋のためには、体脂肪が多すぎちゃダメなんです。
これが絶対条件。
腹直筋を大きくする VS 体脂肪を減らす
それなら腹筋運動だったり、倒れるだけで腹筋ワンダ~コア~♪みたいな商品は意味がないのかというと、そういうわけでもない。
筋力トレーニングをしてタンパク質を摂取することで腹直筋などの筋肉は大きくなります。
これによって筋肉の盛り上がりが大きくなり、より逞しく見えるようになります。
(腹筋群はモモや背中に比べると凄く小さいけどね)
それでも腹筋が割れているように見せるためには筋トレよりも体脂肪を減らす方が圧倒的に有効です。
どれだけ腹直筋を鍛えていようと、それを覆う体脂肪が厚すぎれば、腹筋が割れているようには見えません。
逆に、ほとんど鍛えられていない腹直筋でも覆う体脂肪が薄ければ、腹筋は割れているように見えます。
割れた腹筋を最短で手に入れたいなら、筋トレよりも全力で体脂肪を減らした方がいいってこと!
ただし腹筋が割れているように見えても、健康的に引き締まった体と、ただ痩せている体は全く違います。
それから体脂肪は体にとって大切なものなので、体脂肪=悪ではないことを知っておくべきです。
最高の方法は食事による糖質コントロール
腹筋が割れているように見せるためには体脂肪を減らすことが最重要。
そして体脂肪を減らす最高の方法は食事による糖質コントロールです。
糖質は優れたエネルギー源になりますが、活動で消費しきれなかった余りは体脂肪として体に蓄積されます。
この過剰な糖質摂取によって私たちの体脂肪は増えていく一方なんです。
なんて恐ろしい子…
食事の糖質を少なくすれば体脂肪は増えにくくなる、または減らすことができる。
これは現在、ダイエット業界で主流となっている糖質制限ダイエットで知っている人も多いかと思います。
もしも割れた腹筋を手に入れるために筋トレをしているなら、筋トレよりも食事を見直してください。
どんなに腹直筋を鍛えても、体脂肪が多ければ腹筋が割れているようには見えません。
その努力を否定はしないけど、それで消耗してしまって結局目的が果たせなくなるのは悲しいですよ。