最悪な上司をぶん殴って退職する前にとるべき大人の対応

上司をぶん殴る前にした大人の対応 感じた事
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今の私は無能な部下。

2ヶ月経つのにできることが少なく、プロジェクトの理解も浅い。

エンジニアとして自分史上トップレベルの挫折を味わっている。

え?私ってこんなに無能な人間だったっけ?と悩む毎日。

通勤時間や休日に技術書読んでるけど、あることが気になって内容が頭に入ってこない…

 

あること=最大の悩みなわけで、それは上司

エンジニアとして優秀だけど、上司として大切なものを持ってない人。

一緒に仕事をしてて精神的にめちゃくちゃしんどい。

 

私の前任者が精神を病んで退職したというのも分かるわー(他の人に聞いた)

このままいけば私も彼のように病んで退職するのは間違いない。

もしくは気づいたら彼の顔にパンチを叩きこんでいるかもしれない。

さすがにそうなったらダメなので、大人の対応を考えたわけです。

部下のパフォーマンスを下げる上司とは

部下のパフォーマンスは上司の言動でめっちゃ変わる。

そして私は部下のパフォーマンスを下げる上司の法則を発見してしまった。

「相手を否定し続ける」

これをやってしまうと、部下は死んだ魚の目になり、成長するどころか普段やらないミスを連発する。

 

褒めて伸ばすとかそういうことじゃねーんだ。

話を最後まで聞いて、ここは良いけどここは悪いと部分的に評価してほしいわけ。

ちょっとでも間違ったことを言った瞬間、部下の話をストップして怒るのは経験値にならんのよ。

 

上司からこうされると部下は縮こまって何も言えない、何もできない、何をするにも上司の顔を気にする状態になる。

1ヶ月も続ければ成長しない、自分で動かない、ミスを連発する部下の完成です。

普通に考えて残念な部下をもつのは上司にとってもマイナスだと思う。

部下をストレス解消の道具、サンドバッグとして見ている上司にはいいのかもね…

逆に上司から見た私はどうなのか?

自分の立場からだけでなく、相手の立場も想像して考えてみる。

優秀なエンジニアの上司には、私はどう見えているのか。

  • 沢山教えているのに成長しない
  • 何度も同じことを言わせる
  • 最初に比べて意見しなくなった
  • 忙しいのに時間をとらせる

自分のことだけど、私だってこういう部下を持ったら嫌だなぁと思う。

こうなってしまった理由を私なりに考えてみた。

私が無能な部下になるまでの流れ

難しいけど未経験者でもきちんと教えてくれると説明されたので、私はこのプロジェクトに参加した。

大規模プロジェクトを経験することでスキルアップに繋がると考えたわけ。

 

私の上司は1人だけ、基本的にはその人から指示を受けて作業をする。

ただしプロジェクト全体の規模が大きいので、とにかく情報量が多い

私はその分野の基礎ができていないので、整理されていない情報で頭の中はごちゃごちゃ。

上司は話が脱線しまくるから、話を聞くほど混乱してしまう。

初心者に対して多すぎる情報を伝えるのは百害あって一利なし。

部屋に物が増えすぎると整理(理解)するのに時間がかかるっつーの。

整理している途中によく分からない物(新しい情報)をボンボン増やさんでくれよ。

 

最初は理解を深めるために、間違いを恐れずに上司に不明点を聞いていた。

私はこう考えていますが、これはどうですか?というエンジニアとして一般的な質問をすると、

「は?」

「何言ってんの?」(鼻で笑いながら)

「君の言っていることは意味不明」

「…」(無言で睨みつけてくる)

 

最初の1ヶ月は負けずに食い下がって質問していたけど、徐々に私の質問は減っていった。

上司の求める表現と違うことを言った瞬間に全否定されるから、どこが正解でどこが間違いなのか分からない。

「この人に何か言うのは意味がないからやめよう」「全否定されるのが怖いからもう何も言えね」

 

プロジェクトに関係することを自分で調べて、試験環境で実験していた時に言われたのは「何勝手なことをしてるの?」

 

急ぎでドキュメントを作成すれば「100%この内容で正しいと言えるの?調査が足りないよね」と言われ、

プロジェクト関連資料や公式リファレンスをきちんと調べていると「遅すぎてスケジュールが組めないんだけど」と言われる。

いや、言いたいことは分かるんだけどさ、プロジェクトの新参かつ未経験者にそのバランスが分かるわけねぇだろ。

 

新しい技術を覚えるのは楽しいので、自分で本を読んだり、自宅で実験したりする。

人から教えられるより自分でやった方が何倍も理解できるからね。

だけど今回は仕事がクソつまんなくなって、そういった事を全然しなくなった。

 

いやー、愚痴ってるなぁ(笑)

カッコ悪いなぁ自分。

とは言え、この上司は部下をなじって快楽を得るサド野郎とまではいかない。

自分より技術力のない人間を下に見る、承認欲求が強い人ではあるけど。

 

初心者が経験者から正論で殴られ続ける辛さを分かってないんだと思う。

言い返せば揚げ足を取られるから、初心者は反論することなく言われっぱなし。

レフェリーストップはないから、経験者の気が済むまでやられ続けるしかない。

 

自分で言ってて悲しくなるけど、こうやって私は無能な部下になってしまった。

今回の件における問題点

今の状況になってしまった原因はこんな感じ。

  1. プロジェクトの難易度が高いのに未経験者OKにしちゃった
  2. 上司が人に教えるスキルを持っていなかった
  3. 私が成長できずにやさぐれてしまった

 

1は仕事を取ってきた営業の問題。

後で分かった事だけど、この案件はちょっと無理だろうと思っていたらしい。

私ならいけるって期待した?いやいや、見事にやさぐれてますよ。

生きていてごめんなさい。

 

2は上司の問題。

技術力があるエンジニアで人に物を教えるのが得意な人材はスーパーレア。

スキルが高くなればなるほど初心者の感覚を失っていくからね。

オタクは人の話をしっかり最後まで聞いて相手の考えを想像できない人が多い。

エンジニアにはそういう人が多い。

 

3は私の問題。

上司が教育に時間を割いたのに、私は使える人材に成長できなかった。

専門家である上司からぐうの音も出ない程に理詰めで否定され続けた未経験者は縮こまってしまった。

これまでの自分のエンジニアとしてのキャリアが全く価値のないもののように感じるようになった。

帰りの電車で家とは反対方向に10駅乗ってやっと気付いた時、自分がおかしな状態になっていることを理解した。

10年以上エンジニアとして働いてきて色々な修羅場があったけど、これほど人間関係に悩んだことはなかった。

技術職なのに、むしろ技術職だからこそ問題は人なのかもしれない。

合わない上司にどう対応したか

この状況が続くと誰も幸せにならないので、私はある行動に出ました。

上司に直接何か言うとか考える人がいますが、この上下関係が成立してしまった時点で手遅れ。

相手はこっちの意見を受け入れる姿勢がないからね。

 

私がとった行動は、上司とは別の会社、部門への相談です。

私は1人で営業と面談して、色々な話を聞くことができ、それが変化のきっかけになりました。

話すことで気持ちが楽になるのも大きなメリット。

 

そこで前任者が病んで退職したこと、そもそも案件が上手くいくとは思っていなかったこと等を知ったわけです。

そりゃあの環境に未経験者を放り込んだら、大抵はつぶれるわ!

 

上司が社内で微妙な立場というのを聞いた時、あの人も大変なんやなと思いました。

(ざまあみろではなく、相手を憐れむことで気持ちを落ち着かせている)

人の話を聞けない、人に物を教えられない人は、組織の中心にはいけないんやで。

結論:別の道から突破口を探す

上司との関係に悩んでいる時、自分か上司をどうにかしよう!と思いがち。

でも色々な経緯があってそういう状況になったわけで、今更その関係が簡単に変わると考えるのは脳みそがお花畑。

半沢直樹が大和田常務に土下座させたようなことは現実ではまずないからね(笑)

 

2,3歩下がって現状を見て、状況を変えられる相談相手を探すのが効果的です。

私の場合は上司と会社が違ったので仲介役の営業と話をしました。

同じ会社でも別の課や部門の人に相談するという手があります。

 

最後にこれだけは言っておきます。

「あなたの健康に比べれば仕事なんてたかが知れている」

病んでしまう前に、冷静に突破口を探して、大人の対応をしましょう。

上司の悪口をいったところで何も変わらないので、具体的な行動をおこすべき。

みんなで幸せになろうよってパトレイバーの後藤隊長も言ってたよ。

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