2019年大晦日のRIZIN20感想(前半)ライト級GPその他

rizin20の感想 スポーツ
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マウスピース、シューズ問題は別の記事で!

2019年12月31日、さいたまスーパーアリーナで大晦日の格闘技イベント「RIZIN20」が開催されました。

後半の数試合はフジテレビで生放送されるけど、大体は時間の調整でグダるから私はGYAO!の有料配信で全部観た。

いやー、いいっすね!お祭り感ある派手な試合が多かった!

記憶に残っている試合(ほとんど)の感想

この二日前に開催されたBELLATOR JAPANよりも気になる試合が多かったし、内容も良かった。

ジョニー・ケース vs. トフィック・ムサエフ ○

RIZINライト級トーナメントの準決勝その1。

日本人選手は初戦で全員負けちゃったので、海外勢4人が戦う。

日本人が残ってないのは残念かもしれないけど、いい選手が残ってますなー。

一発決まれば勝つ攻撃を持っている選手の試合は緊張感があってヒリヒリするね!

最初はお互い相手を見て、少し遠い間合いをキープしつつ手を出し合う。

 

お互いの攻撃が交差した瞬間、ムサエフのロングフックがジョニー・ケースにヒット!

くらった後、ジョニー・ケースが組み付いて立て直すかと思ったけど、ムサエフが振りほどく。

そこにもう一発冷静に決めて、鉄槌連打でパウンドアウト。

優勝候補の一角だったジョニー・ケースをムサエフが1RでTKO。

 

ムサエフ、ナイスですねー。危険な香りがする魅力的な選手や。

早いラウンドで勝ったからスタミナも残ってる、これムサエフ優勝あるんちゃう?

ルイス・グスタボ vs. パトリッキー・”ピットブル”・フレイレ ○

矢地と上迫に勝ったルイス・グスタボと、我らが川尻に勝ったパトリッキー・フレイレ。

若さと勢いのあるグスタボ、強力な一撃を持っているパトリッキー。

この試合も見ててドキドキしちゃう。

と思いきや、もうね、一瞬ですよ。

パトリッキーのプレッシャーが強すぎて、グスタボが前に出てるんだけど押されてる印象。

ちょっと雑になったところに左フックを決めるパトリッキー。超うまい。

グスタボが何とか立ち上がるも、ふらつく相手を剛腕で殴り倒すパトリッキー。

 

さっきよりも早い1R決着やん、スタミナも十分やん。これパトリッキー優勝あるんちゃう?

トーナメントって決勝戦がスタミナ切れでグダるし、ダメージも怖いしあんまり好きじゃない。

でも今日のライト級GPの決勝戦は熱いと思った瞬間であった。

○ 山本美憂 vs. アム・ザ・ロケット

個人的にドーピングしてるんじゃないかってくらい衰えを知らない筋肉マザー、山本美憂。

山本KIDさんのことが精神的なドーピング、というか精神的な後押しになっている説。

45歳でMMAの真剣勝負をするって超怖いことだからね?

10年前に引退した魔裟斗よりも5歳上の人が現役バリバリで戦ってるんだから。

山本一家は凄いよホント。アーセン、ずっと見てるからね!

 

アムは柔術が強く、ムエタイベースの打撃もできるいい選手。

それを完封しちゃう山本美憂姐さんは、なんかもう色々と超えちゃってるよね。

KOしにくいファイトスタイルだけど、あれが一番ハマってるんじゃないかと思う。

  1. しっかりした打撃に織り交ぜてトップレスラーの超速タックルを決める
  2. 下から極められないように突っ込みすぎないポジションをキープ
  3. コツコツと殴り続ける
  4. 相手は死ぬ

KOだけが面白さじゃないし、いまだに姐さんは進化してるから別の戦いが見れるかもしれない。

○ 白鳥大珠 vs. 大雅

ちょっと早すぎる気がしないでもないリベンジマッチ。前回は白鳥の勝ち。

あのリーチ差を大雅(スーパーノヴァ)がどう攻略するのかが見どころ。

前回よりもリーチ差に苦しんでないように見えたけど、やっぱ白鳥は強い。

懐に入られても簡単には撃ち負けない技術とメンタル。

出入りで戦う大雅をロープに追い詰めてコンビネーションを叩きこむ。

 

お互いの良いところが出て盛り上がってたんだけど、白鳥のヒザが大雅の目の上にモロにヒット。

素人でも「あ、これドクターストップや」と分かるくらいのパックリ&出血。

そのままドクターストップで白鳥の勝利。もうちょっと見たかったけど、白鳥が強かったてことで。

元谷友貴 vs. パトリック・ミックス ○

RIZIN×BELLATOR対抗戦5試合のうち4つ目。

自分、元谷がすげー好きなんすよ。

多くを語らず、打撃もできるけど個性的な極め技を持っている選手。

石川県だから練習環境が良いとは言えないんだろうけど、自分で研究して技術を磨いていくところに強さと魅力があると勝手に思ってる。

 

試合は予想通り寝技勝負になって、見た目は地味だけど技術の応酬になりそうかってところで、パトリック・ミックスが隙をついてギロチンで一本。

こいつぁ強いわ。負けたことがないってのも納得。こんな短時間で元谷から一本取るなんて。

階級は違うけど青木真也みたいなファイトスタイル。

軽量級だと重量級より打撃で即死することが少ないから、バンタム級のサブミッションアーティストって超強いのでは…

パトリック・ミックスは今後、この階級で勝っていくんだろうなと思ったよ。

○ ジェイク・ヒューン vs. 石井慧

現在はクロアチア人になっている石井。日本の舞台からは消えたけど現役バリバリで戦っている選手。

試合内容は塩だから盛り上がりに欠けるけど、地味に強いんです。

ジェイク・ヒューンはお馴染み、重量級で会場を盛り上げてくれる華がある選手。

石井がバックを取ったと思いきや、ジェイク・ヒューンが前にくるっと転がってエスケープ。

ロープに追い詰めてから右アッパーを決め、その流れでTKO。

ジェイク・ヒューン、大晦日をしっかり盛り上げていい仕事してるわー!

石渡伸太郎 vs. 扇久保博正 ○

顔が似てる対決。シュッとしてる年上が石渡で、野性的なのが扇久保。

アグレッシブなのはどっちも同じ。

堀口恭司を狙うバンタム四天王の元谷友貴、扇久保博正、石渡伸太郎、佐々木憂流迦のトップ決定戦。

(とは言え朝倉海が佐々木と堀口に勝ったんだけど…)

 

この試合は凄く熱かったね!意地と意地のぶつかり合いだった。

最後は気持ちの勝負になってて、足を止めて殴り合う同じ顔。

お互い全部を出し切ってボロボロ状態、それでも気持ちで前にでる。会場の歓声がやばい。

残り1秒まで同じ顔と決着をつけるために動き続ける同じ顔。

きわどい判定勝負で勝ったのは扇久保。どっちが勝ってもおかしくなかった。

個人的に一番熱かったのがこの試合。

○ トフィック・ムサエフ vs. パトリッキー・”ピットブル”・フレイレ

RIZINライト級GPの決勝戦。

ワンデイトーナメントって運が大きいから嫌いなんだけど、この試合は大丈夫!

だって二人とも前の試合が1ラウンド決着でダメージもスタミナも心配ないからね。

 

恐ろしい攻撃を持ってる同士の戦いは怖いけど目を離せない。

お互いの攻撃が交錯する一瞬一瞬が本当にスリルがあって呼吸を忘れる。

どっちもいいの貰ってるんだけど、ギリギリで持ちこたえて打ち返す展開。

 

テイクダウンやバックを取っているムサエフが徐々に押し始めたけど、一発があるから最後まで分からない。

あれだけ激しい攻防をしながら、3R後半に負けない戦い方にシフトしたムサエフは冷静だったなぁ。

結果は3-0でムサエフの判定勝ち。二人ともよくダウンせずに戦い続けられたよ。人間か?

見どころNo.1はこの試合。

 

それにしてもムサエフの愛国心は素晴らしい。

日本人が同じことをしたとすると、「今日は安倍晋三首相の誕生日で、この日に勝てて本当に嬉しいです、ジャパーン!」

こんな日本人ファイターはやばいって。

2019大晦日RIZIN20、前半の印象

今回、盛り上がる試合が多くて凄くいい。

ライト級GPは日本人選手がいなかったんだけど、見どころが多く、迫力満点の試合ばかり。

山本美憂の可能性、白鳥と大雅のリベンジマッチ、意地と意地がぶつかり合った石渡と大久保戦。

元谷が負けたことでBELLATORとの対抗戦は負けが決まっちゃったけど、こういう団体戦もいいと思う。

アゼルバイジャン!!

ムサエフつえー。

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