最初に言っておきますが必要なグッズを紹介するわけじゃないですよ。
障害物の攻略法もありません。
それは公式サイトで見てくださいな。
実際に体験してみて分かった「これを知ってれば、やってればスパルタンレースをもっと楽しめたのに!」というポイントを具体的に説明します。
私はそれを知らなかったから悔しい思いをしました。
(↑これはネタバレ満載です)
わざわざ高いお金を出して自分を痛めつけるっていうバカな事をやるんだから、しっかり楽しまないとね!
あたしゃネタバレが好かんので障害物や課題の攻略法は触れません。
あくまでスパルタンレースを楽しむために知っておきたいことです。
スパルタンレースはSASUKEと方向性が違う
TBSテレビの番組でSASUKEってありますよね。
体育会系キャラが障害物に挑戦して、池に落ちていくやつ。
SASUKEだと体重が軽くて素早い人が有利です。
器用で体のコントロールが上手な人、バランス感覚がある人が勝ち残ります。
しかしスパルタンレースは違う!重要なのはパワーなんですよ!
パワー>スタミナ>器用さ>スピードみたいな感じ。
スパルタンレースに向いているのは男性の場合、65~75kg、175~185㎝の人。
体重が軽い人、身長が低い人にとって、スパルタンレースは過酷なチャレンジになります。
こんな事を言うと逆に燃えるかもしれないけどね(笑)
とにかく握力が重要
パワーが重要だと書きましたが、その中でも「これだけは鍛えておけ!」と聞かれれば間違いなく握力です。
腕の力、肩の力、背中の力、腰の力…この辺も重要なんだけど、握力がないとそれを活かせません。
押す、持つ、引っ張るなど色々な動作があるんだけど、他の筋力がどれだけあっても握力がないとできないんですよ。
そして握力がいくら強くても、疲れてくると握れなくなってきます。
握力の強さだけじゃなく、握力の持久力、回復力もあった方がいい。
腕や背中はまだ頑張れるのに、握力がネックになってクリアできないのは悔しいですよ!
ふくらはぎがつらないようにすべし
私はスパルタンレース中にふくらはぎをつりました、しかも4回。
一度つりはじめるとループして地獄。
障害物、課題をクリアするために大きな力が必要になります。
その時に足を踏ん張る、そしてつってしまう。
障害物だけじゃなくコースが結構長いから、移動でふくらはぎのエネルギーを消費するんです。
舗装された道じゃないから余計疲れちゃう。
足がつると痛みやら何やらで全力が出せなくなります。
これが原因でクリアできないのも悔しいんだよなぁ。
対策としては、そこそこの距離のランニングをした後、ふくらはぎを追い込む筋トレをすること。
当日の対策は水分とミネラルをしっかりと補給しておくこと。
ケガをするとその後が台無し!
私は15個目くらいの障害物で、指の皮がべろんとなっちゃいました。
利き手で物を握ることができなくなったから、その後の障害物が楽しめなくなっちゃった…
有刺鉄線に軽く引っかかるとか、転んでの打撲や擦り傷くらいならスパルタンレースにはつきものだと思う。
リアルスパルタンなら、死ぬこと以外かすり傷って言うかもしれない。
でも障害物や課題にチャレンジするのに支障がでると、せっかくのスパルタンレースが楽しめなくなっちゃう。
レースが終わった後の日常生活や仕事に影響も出る。
現に今、指が痛いです(笑)
ケガをしないための対策としては、グローブ(軍手は微妙)、滑りにくい靴、長袖やタイツ。
でも身軽な方が動きやすい、もしくは脱ぎたがりさんは軽装(というか上半身裸)でいいと思う。
本気でタイムを狙うなら早い時間帯を選ぶべし
スパルタンレースは全員が同時にスタートするわけではありません。
15分くらいの間隔で100人ちょい(もっとかも)の人達がスタートしていきます。
コースや障害物には渋滞する箇所があります。
狭い道では抜くことが難しいし、20分待ちの障害物もあった。
いくら自分が早くても前にスタートした人に追いついて渋滞に巻き込まれるから、めちゃくちゃタイムロスになります。
障害物や課題のコンディションも後につれて悪くなる。
土や泥で汚れて滑りやすくなったり、途中でメンテナンス作業が入ったりする。
それもタイムロスの原因になります。
賞金が出るガチのグレードが早い時間帯なのはそういう理由もあるんだろうなぁ。
本気でタイムを狙いたい人は、できるだけ早い時間に申し込みしましょう。
スタミナ管理をきちんとしよう
スタミナっていうのは持久走の体力だけじゃないんです。
それは少し休んだら回復するから特に重要じゃない。
ここでいうスタミナとは、握力とふくらはぎのエネルギー残量です。
私は体重が軽いのでぶら下がったり、登ったりするのは得意です。
そういう障害物や課題がくるたびに嬉しくなってました。
それが後半になって地獄へと変わってしまった!
握力が無い、足が踏ん張れないと、自分がイメージした動きができなくなります。
元気な状態なら余裕でクリアできる障害物でも全然できなくなる。
レース中にも自分のコンディションは変わっていきます。
課題や障害物にチャレンジする前に、その時点の自分のエネルギー残量を考えて攻略法を探しましょう。
障害物や課題に全力でチャレンジするために、最初から最後まで走らずに歩くのも1つの作戦です。
誰かと一緒に参加した方が楽しい
私は元々友達と一緒にスパルタンレースに参加する予定でした。
なのに台風で延期になっちゃって、今回のレースでは友達の都合が悪くなり、結局一人で参加しました。
声を大にして言います。
「仲間と一緒に出場する方が絶対に楽しいぞー!!!」
スタート時間の90分前に受付するから待ち時間はスーパー長い、お一人様だとそりゃ暇にもなりますよ。
ぼっちでドイツ村を一周したりもしますよ。
レース中に声を掛け合ったり、協力したり、ペナルティのバーピージャンプを一緒にやったりさ…
周りの人達は楽しそうだったわ。
それに比べて、ただ黙々と走り、障害物をクリアしていく私。
まぁそこまではいいんだ。
走ることや、障害物にチャレンジすること自体は楽しいから。
一番しんどいと感じたのは、レース中に私がケガをした時。
その後の障害物が絶望的になってテンションが一気に落ちました。
失敗しても周りに誰かいれば救いがある。
声を掛け合ったり、助け合ったりさ。
ぼっちは仲間がいないから孤独にゴールまで行くしかないんだよ。
上手くいってる時は一人でもいいんです。
つらい時に一人ってのがしんどいんです。
スパルタンレースはしんどい事が多いから、一人よりも誰かと一緒に参加した方がいいと思います。
以上7つのポイントを過去の自分に伝えたい
こればっかりは実体験しないと分からないから無理な話なんだけどね。
特に重要だと思うのは、「誰かと一緒に参加する」「握力を鍛える」「ふくらはぎを鍛える」の3つ。
ネタバレに抵抗がない人は障害物や課題についての動画があるから、それを見たら対策ができると思います。
でも私みたいに、できるだけ何も知らない状態でスパルタンレースに挑戦したいって人に言えるのはここまで。
これすらもネタバレと言えばネタバレだからね。
この7つを知っておけば、知らないよりもずっとスパルタンレースを楽しめると思います。
指一本動かせないくらい全力を出し尽くしたい!っていう考え方、あたしゃ嫌いじゃないよ。
そのためには、ここに書いた7つのポイントが役に立つと思います。
あとはもう楽しむしか!
スパルタンレースは今後も日本で開催されますよー。