2018年1月、実際にガラケーから格安スマホに変更したのでその方法と注意点をまとめます。
090や080で始まる電話番号の引継ぎ(MNP)、スマホ本体価格、解約に関する手数料、新規契約に関する手数料など、全て合わせて10,000円ほどで収まりました。
スマホからスマホに変えて安くなるのは当然だけど、ガラケーからスマホでも安くなるとは…
これはどえらい安さやでホンマ。
頑張ればここまで安くできるって分かって良かった!
これでじーちゃんもばーちゃんもLINEで孫とビデオ通話したり写真やムービー見まくれるよ!
私の場合は父がスマホを使いたいと言っていたので、私が諸々の手続きをやりました。
同じような状況の人は参考になると思います。
●BEFORE AFTER
- 変更前:auのフューチャーホン(ガラケー)
- 変更後:OCNモバイルoneの音声通話SIM、P10 lite(大人気のスマホ)
ガラケーの契約状況
変更前のキャリアは3大キャリアの1つであるau。
ガラケーだったので諸々込みで月額4,000円くらい。
安いと感じるかもしれないけど、格安SIMと比較すると高い。
しかもガラケー。
格安スマホを選んだ経緯
父はガラケーからスマホへ切り替えることを決めた理由
- ガラケーだとLINEができない
- カメラが綺麗じゃない
- アプリを使いたい
(実はこれまでガラケーでもLINEは使えていましたが、2018年3月にサービスを終了することがLINEの公式ブログで発表されています。ガラホはセーフ)
スマホを求める父に対し、auスタッフはiPhoneをすすめたみたいです。
値段が高かったから、即決はしなかったとのこと。
よかったー。
その後、話を聞いた私が「ちょっとまったー」をかけました。
普段の使い方、やりたい事を聞いたところ、iPhoneは必要ないと判断しました。
Appleが好きな人、iPhoneじゃないとできないことがある人は、iPhoneを買えばいいと思う。
でも父の場合、みんな使ってるし、店員がすすめるからなんとなくiPhone使ってみるかという雰囲気だったので、格安スマホの話をしました。
- 3大キャリアと比べると年間7万円以上も携帯代が安くなること
- 私が格安スマホを何の問題や不満もなく使えていること
こういう説明をすると、iPhoneは別に必要ないなぁというのが父の結論でした。
浮いたお金でテニスクラブでも買うのかな。
むしろ頑張った私にPS4をぉぉ…
モンハンとかトリコとか色々とやりたいんだよー。
スマホとSIMを購入
買ったところ
↓ここをタッチするとお店にいきます。
格安スマホを購入する場合、大抵はインターネットでの購入になります。
ここもインターネットから購入するオンラインショップです。
私も父もここで購入しました。
NTTレゾナントが運営元なので、オンラインショップでも信頼性が高くて安心できます。
定期的にセールをやっていて、他のオンラインショップに比べてとんでもなく安いものが多い。
P10 liteなんて、他で買えば25,000円くらいだった時期に、9,800円という驚異的な価格で売ってたからね!
ただし、NTT系列ということもありOCNモバイルoneと契約することが条件となっていました。
OCNモバイルoneは、格安スマホを使うための回線を提供してくれる通信業者です。
スマホを使う場合は、どこかの通信業者と契約します。
通信業者は他にも、楽天モバイル、UQmobile、mineo、LINEモバイルなど沢山ありますが、OCNモバイルoneはシェアトップ5に入る優良業者です。
1つだけこのオンラインショップ(gooSimSeller)のイマイチなところを言うと、スマホが届くまでに時間がかかることです。
私は1週間以上かかりました。ただしメールでの連絡は早いです。
とは言っても商品が届くまでは、これまで通り古いケータイが使えます。
ケータイが使えなくなる時間は、切り替える間のわずか2~3分程度です。
届いたスマホで切り替えを行えば、新しいスマホで電話が使えるようになり、インターネット接続(メール、LINE、SNS、アプリなど)ができるようになります。
必要なもの
クレジットカード
格安スマホを利用するには基本的にクレジットカードが必要になります。
月々の料金はクレジットカードで決済されます。
回線業者によっては口座振替とかデビットカード払いがありますけど、基本的にはクレジットカードのところが多いです。
(楽天モバイル、OCNモバイルoneは音声通話でも口座振替が可能、mineoはデビットカード支払が可能など)
データ通信のみならクレカ不要だけど、音声通話はクレカが必要なところもあるから注意!
MNP予約番号
MNPはモバイルナンバーポータビリティの略です。
これまで使っていた携帯電話の番号を引き継ぐためには、まずMNP予約番号(10桁の数字)を取得する必要があります。
古いケータイで、キャリアごとに設定されている電話番号に電話をかけて、オペレーターと10分程度話せばMNP予約番号を教えてくれます。
メモができる状態にしておいた方がいいです。
電話をかけると、自動応答メッセージで数字4桁の暗証番号(契約した時に設定したもの)を聞いてくるけど、分からなくてもオペレーターに繋がるので問題ありません。
オペレーターとのやり取りは大体以下の通りです。
- 本人確認を行う
- 解約にかかる費用を説明してくれる
- キャリアを変える理由を聞いてくる
- キャリアを変更せずにお得に機種変更するプランを提案してくる
- 最後にMNPの予約番号を口頭で教えてくれる
私は父がすぐ近くにいたので、一瞬だけ電話を替わってもらいました。
意識高い系のオペレーターさんは解約をめっちゃ引き留めてくることもあります。
そのせいで電話の時間が長くなるのは嫌ですよね?
そんな時は、相手の会話をさえぎって「すみませんが、結構です」と強い意志を伝えましょう。
あぁ、この人には何を言っても無駄だなと感じさせられればバッチリです。
実際に購入する手順
MNP予約番号を取得
上で書いておいた流れに従って、ささっとMNP予約番号(10桁の数字)を取得しましょう。
MNP予約番号には期日があるので、それも忘れずにメモします。
入力が必要なケースがあります。
予約番号の期日を過ぎても新しいスマホに切り替えなければ、何事もなかったように古いケータイの契約がそのまま延長されます。
その場合はこれまで通り、古いケータイを使い続けることができます。
なので最悪、新しいスマホに切り替えることができなくてもトラブルにはなりません。
ケータイが使えなくなった!これまで使ってた電話番号も消えてしまった!なんてことはないので安心してね。
本人確認書類の写真を撮る
格安スマホを使う(回線業者と契約する)ためには本人確認書類が必要です。
インターネットからの申し込みなので、書類をカメラで撮った写真を送ればOK。
本人確認書類(運転免許証など)を準備して、それをガラケーでもデジカメでいいので写真を撮ります。
それをメールやmicroSDでパソコンに移して、申し込みの時に使います。
オンラインショップで必要事項を記入して購入
一般的な通販と同じように、買い物に必要な情報をバンバン入力していきます。
住所、氏名、生年月日、クレジットカード番号、MNP予約番号、その他もろもろ。
注文する時にMNP予約番号を入力しないといけないので、最初にMNP予約番号を取得するんです。
さらに本人確認書類の写真も使って、申し込みが完了します。
慣れれば早いんだけど、初めてだと長く感じるかもしれません。
新スマホを使い始める手順
注文してしばらくすると、スマホ本体とSIMカードが送られてきます。
初期状態だとスマホは電話やデータ通信を利用できません。
SIMカードをスマホに挿入すると電話やデータ通信ができるようになります。
SIMカードは名刺くらいの大きさのプラスチックのようなカードにくっついています。
繋がっている部分をパキっと追って、SIMカードだけ取り外します。
SIMカードはmicroSDくらい小さいものなので無くさないように注意してください。
SIMカードを新しいスマホに差し込んで起動すれば使えるようになります!やったね!
抑えるべきポイント
Gmailのアカウントを取得する
3大キャリアだと、「…@docomo.ne.jp」「…@ezweb.ne.jp」「…@softbank.ne.jp」のようなキャリアのメールアドレスが使えます。
格安スマホは3大キャリアではなくなるので、これらのメールアドレスが使えなくなります。
「それはちょっと嫌だなぁ…」って思うかもしれません。
気持ちは分かります。
でも今の時代、携帯のメールアドレスってほとんど使わなくなっているんですよね。
家族、友達、知り合いとのやり取りはLINEでやる人が圧倒的に多数です。
仕事の場合は専用のメールアドレスを使っている人がほとんどです。
それでもやっぱり携帯のメールアドレスが必要というあなた、大丈夫です!
Gmailのようなフリーメールを使いましょう!
フリーメールなら、
- 1つのアドレスを携帯でもパソコンでも使えます!
- キャリアが変わってもアドレスが変わりません!!
- お金がかかりません!!!
私は4年以上前にauのezweb.ne.jpのメールアドレスを卒業しました。
その後はずっと1つのGmailのメールアドレスをスマホとパソコンで使っています。
キャリアを変更してもずっと使えるフリーメールはすごく便利ですよ。
そしてフリーメールの中で一番便利なのがGoogleの様々な機能と連携できるGmailです。
「…@gmail.com」のようなメールアドレス、見たことありませんか?
世の中のスマホの大半はAndroid(Google製)か、iOS(Apple製)が入っています。
iPhoneはAppleだからGoogleのGmailとは相性が悪いの?と思うかもしれませんが、そういうことはありません。
iPhoneでも全く問題なくGmailは使えます。
他のスマホと同じようにGoogleの機能とも連携できます。
ガラケーの電話帳を引き継ぐ
ガラケーから移る人は特に重要なポイントです。
これまで頑張って登録してきた連絡先が消えたら頭真っ白になっちゃうよ!
ちなみにこれは結構カンタンにできます。
方法はガラケーの機種によって少し違いますけどね。
まずガラケーの電話帳の画面でサブメニューを開いて、「コピー」「お預かり」を選びます。
そして「microSDへ全件コピー」を選ぶとmicroSDカードにデータ(VCFファイル)が保存されます。
このデータがあれば何かあっても復旧できるので、この後は積極的に進んでいって大丈夫です。
次はパソコンでmicroSDのデータを取り込みます。
そしてGmailのサイトに行き、連絡先を開く。
「その他」から「インポート」を選び、先ほど保存したVCFファイルを選択して「開く」ボタンを押します。
「インポート」ボタンを押せばガラケーに登録していた連絡先がGoogleに登録されます。
(ガラケーの中にあった登録情報がインターネット上に保存されるから、今後も利用できる)
ここからは新しいスマホの作業!
スマホの電話帳を起動して、メニューから「アカウント」を選びます。
そこで同期のメニューがあるので、自分のGmailのアドレスを入力し、連絡先の同期にチェックを入れます。
これで古いガラケーの電話帳は新しいスマホに全て反映されました。
この後はスマホがおかしくなっても、GoogleやmicroSDに情報があるので簡単に復旧できます!
消えてしまうポイントを上手く使う
キャリアの乗り換えをすると、それまで溜まっていたポイントは0になります。
長いこと使っていたら、20000ポイントくらい溜まってることもあります。
それが消えるのは悲しいですよね、泣いちゃう。
auの場合、auショッピングモールというものがあり、そこでポイントを使って買い物をすることができます。
個人的にはAmazonギフトに換金するのがオススメ。
しかし、それは過去のことになってしまった。
auショッピングモールは、2017年1月30日より「Wowma!」となります。
auショッピングモールは死んだ!もういない!
2017年1月30日以降、auショッピングモールでauポイントをAmazonギフト券に交換することはできなくなりました。
それでもWowma!ではJCB商品券、nanacoギフト、iTuneギフトカード、GooglePlayギフトカード、楽天スーパーポイントギフトカード、ウェブマネーなどがあります。
Wowma!の上の方にある検索バーに「ギフト券」と入力して検索すると色々と見ることができます。
ドコモやソフトバンクも消えてしまうポイントを上手く使う方法はあります。
安心要素
どこの馬の骨とも分からんスマホなんて、心配で使えんわ!という生きた化石のような方もいるかもしれません。
でも、例えば今回オススメしているスマホ「P10 lite」のメーカーHUAWEIは世界的な大企業です。
売上8兆円。小さな国の国家予算超えとるよー。
OCNモバイルoneだってNTT系列でOCNの冠ついとりますけんね。
格安スマホは色々と不安があるかと思うので、知っておくと得になりそうなポイントをいくつか紹介します。
HUAWEIのスマホはY!mobileに持ち込みOK
HUAWEIは格安スマホ(正確にはSIMフリースマホ)の業界では必ず名前の出てくるメーカーです。
値段が高くハイスペックなスマホから、お手頃な値段だけど性能の高いコストパフォーマンスのよいスマホなど、豊富なラインナップを揃えています。
そしてこのHUAWEI製のスマホ、実はY!mobileのお店に行けば、Y!mobileと契約していなくても修理してくれます。
格安スマホの通信業者は実店舗がない業者が多いです。
だからこそ、こういうサポートがあると何かあった時に安心ですよね。
後でプランや通信業者を変えてもOK
3大キャリアは2年縛りと呼ばれる自動更新の2年契約が基本です。
これは悪徳商法としてかなり評判が悪い。
2年間ごとに1度、更新期間が来ます。
その更新期間じゃないタイミングで解約すると違約金が10,000円ほどかかります。
更新期間は2ヵ月で、しかも自動更新。
3大キャリアの利用者は24ヶ月のうち22ヶ月は縛られて、2ヶ月だけ解放され、知らないうちにまた22ヶ月縛られ…の繰り返しです。
3大キャリアは2年縛りによって、利用者を他のところに移れないようにしてるんですな。
格安スマホの通信業者は、一部を除き最低利用期間が6ヶ月ほどで、それ以降はいつ解約しても違約金が取られません。
ほとんどの通信業者で、縛られるのは最初の6カ月だけ。
なんてフリーダム。
もしサービスに納得できなければ、通信業者を変えればOKなんです。
自宅や職場、カフェでWi-Fiを使えばお得!
格安スマホの契約プランは、月々の通信データ量に従って料金が上がります。
2GBまで使えるプランは1,400円、3GBまで使えるプランは1,600円のような形式。
ただしこれは格安スマホを契約している通信業者の回線を使った場合のみ、通信データ量がカウントされます。
自宅でインターネットプロバイダと契約していれば、そちらの回線でWi-Fiを使ってデータ通信をすれば、通信データ量はかかりません。
自宅じゃなくても、職場やカフェなどのWi-Fiで接続すれば、データ容量が少ない安いプランでも問題なくインターネットができるということです。
現に私は1日110MBまでという貧弱なプランですが、Wi-Fiのおかげで通信量にはかなり余裕があります。
少しでも月々の携帯料金を安くしたい人は考えてみるといいですよ!
私がスマホ本体とSIMをセットで申し込んだショップ。
私が選んだ理由は2つの安さ。
1.OCNモバイルONEは月額料金が安い
2.セットで買うスマホ本体がめちゃくちゃ安い!
NTT系列のショップなので色々と安心ですよ。
(楽天モバイルとUQmobileを勧めない理由)