一言で言うと「腰からアイーン」です。
ここで言うトップスピンとは
ミスが減ってラリーが安定するし、球を打つのが気持ちよくなる!
試合で勝ちたい人にはもちろん、楽しくラリーしたい人にも役に立つ技術です。
テニスがもっと楽しくなるので早いうちに覚えましょう。
私はテニスを始めて2年くらいトップスピンが打てませんでした……
なんで2年もトップスピン打てなかったの?
○○しないといけない!という間違った思い込みのせい
トップスピンを打つために知っておくこと
私がトップスピンを打てるようになったポイントは2つです。
2.ラケット面とスイング軌道の感覚
教え魔の人はグリップやらフォームやら色々言ってきますが、気にしないでください。
プロや上手なアマのグリップやフォームは共通していませんが、するどいトップスピンを打つことは共通しています。
上の2つのポイントをクリアできれば、あなたのスイングを大きく変える必要はありません。
(ただし厚いグリップの方が回転をかけやすいのは事実です)
ラケットを振り切る
ラケットを振り切るって聞くと、どんなイメージ?
100%の力でラケットをギュワッ!ってぶん回す感じ!
テニス初心者がそれやったら100%ミスですわ
トップスピンの球を打つには最低限のスイングスピードが必要。
しかし大振りする必要は全くないし、むしろミスが増えるので初心者にはおすすめできません。
私が意識しているのは「50~80%くらいの力」、「打った瞬間にスイングを止めない」ということです。
テニス初心者にとって、ビュンと振り切るスイングって怖いですよね?
アウトやネットが怖い(ラリーを止めたくない)からボールをポコンと打ってスイングを止めてしまう気持ち、すごく分かります。
そういう時はテイクバックをめちゃくちゃ小さくするのがおすすめ。
体の横くらいまでしかテイクバックしないけど、スイングは最後まで振り切る。
ラケット面の真ん中でボールを打てれば、小さなスイングでもボールはしっかり飛びます。
騙されたと思って、志村けんさんのアイーンを想像してラケットを振ってください。
スイングした後、相手にとがった肘を突き出していればOKです。
肘が伸びている、あまり曲がっていない人は振り切りが足りないかもしれません。
ラケット面とスイング軌道の感覚を掴む
トップスピンをかけるには、ラケット面が垂直で、スイング軌道は下から上で……
頭で考えすぎるな!ボールを繰り返し打って、自分の感覚を身につけるんや!
ラケット面は垂直よりも少し下向きの方がトップスピンは打ちやすいです。
プロや上手なアマのインパクトをスローで見ると5~10度下に傾いてます。
やたら垂直なラケット面に拘る人がいますが、メリットよりデメリットが大きい。
自分で垂直にしてるつもりでも10度くらいズレてるものです、特に初心者は。
面が10度上に向いていると、回転しない高いボールになってアウトしやすくなります。
高い軌道、回転がかからない人は面を思い切って下に傾けましょう。
スイング軌道は来たボールに合わせるというのが模範解答なんでしょうけど、初心者には難しいです。
まずは下から上に10度くらいの角度で、振り切るのがおすすめです。
ラケットを握っている手が腰からスタートして、反対側の肩についたらゴールというイメージ。
・ラケット面を10度下に傾けて
・スイング軌道を下から上に10度の角度で振り切る
こんな感じで「腰からアイーン」を意識しながら、100球ほど球出し練習を続けることで、私はトップスピンの感覚を身に付けられました。
初心者用の練習として補足をすると、
初心者が感覚を養うには、シンプルな動作を反復練習するのが効果的です。
試合を想定した練習は、感覚が身についてから始めましょう。
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